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櫻夜造物茶会 Act 10

「私達は近くの物陰に隠れて待機するの」
どうせ取引する人間達も、用心棒か何かを雇っているだろうから、そいつらの対処に当たるって訳、とピスケスは言う。
「とりあえず、隠れるわよ」
ピスケスがそう言うと、あとの2人は頷いて別れていった。
「…なんか、潜入捜査みたーい」
近くの建物の陰から3人の様子を見ていたキヲンはそう呟く。
「潜入捜査って…自分達もじゃないの?」
かすみがそう言うと、キヲンはえへへーと小声で笑う。
「でもなんか面白くなってきたって感じー」
キヲンはそう言って建物の陰から身を乗り出した。

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