「抵抗するようなら私達がどうにかする」
ご武運を、とピスケスは呟いた。
それを聞いて、“学会”の魔術師達は各々隠れていた場所から動き出し、3階の扉から階段を降りてくる人物に近付く。
そしてその人物の前に立ちはだかった。
「こんばんは」
“学会”の者です、と魔術師達の1人が言う。
「少しお話をお伺いしても…」
魔術師の1人がそう言いかけた時、彼らに向かって”何か“が飛び込んできた。
「⁈」
魔術師達は思わず後ずさる。
そこには桜色の髪をツインテールにした少女が立っていた。
「うふふ」
少女はそう言って微笑む。
「なんだコイ…」
魔術師の1人が言いかけた時、彼は急に身動きが取れなくなった。