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櫻夜造物茶会 Act 14

しかし人工精霊の仲間の魔術師達も加勢に入って押され気味だった。
「…くそっ」
物陰から魔力式の銃を撃つ魔術師はそう呟く。
魔力式の銃は空間中の魔力を身体に取り込んで銃器に流し、魔力でできた弾丸を撃つというシステムなのだが、1度に身体に取り込める魔力の量には限りがある。
それに撃っている内に身体に負担がかかる。
身体に大量の魔力を溜められる人工精霊に比べれば、効率があまりよくないのだ。
「このままじゃ…」
魔術師がそうこぼした時、目の前に桜色の蔓が飛んできた。
マズい、そう思った瞬間、目の前に黒い影が飛び込んできた。
「‼︎」
黒い影は手持ちの鎌で蔓を斬り裂く。
斬り裂かれた蔓はスルスルと引っ込んでいった。

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