ナツィはため息をついた。
「お前ら、もうついてくるんじゃねぇぞ」
危ないことに巻き込まれるかもしれないからな、とナツィは言う。
「分かったか、お前ら」
「うん」
分かった、とキヲンは明るく答える。
「ごめんねナツィ」
かすみは謝った。
「分かったんなら、いい」
とりあえず帰るぞとナツィは元来た道へ向かう。
「キヲンは特に保護者が心配してるだろ」
ナツィがそう言うと、キヲンはうん!と明るく頷いた。
そしてナツィの後に続いた。
他の3人も歩き出した。
〈櫻夜造物茶会 おわり〉