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とある小説について。 No.6

連絡先を交換し、帰路についた俺。
正直、「ナンバー10」としての仕事などどうでもよくなってきていた。
元々、上司への復讐から始まった仕事だ。
いつ辞めようと、誰の知ったことじゃない。
それに、今は惰性で生きているようなものだ、一日位停止したところで...
と、よく分からない持論を展開しようとしたところで家に着く。

「ただいま〜」

なー、と、飼い猫のテトが優雅に現れた。
テト。俺の唯一の家族。誰もテトのことは知らないが、何か飼っていることはばれている。もうしばらく黙っておく予定だ。

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