テトのお出迎えの5分後。
俺は布団の中で最悪の連絡を頂戴していた。
『ねぇねぇ、今週の日曜日、飲みに行こうよ〜!
蘭より』
「...ふざけんな。マジでふざけんな。」
俺はそうぼやく。
日曜日って。明後日じゃねぇか。
「行くか...」
ここで断れば、何をされるか分かったものではない。
そして。
「あ〜!優〜、待った〜?」
俺は舌打ちと共に挨拶を返す。
「呑気に来てんじゃねぇよ。15分も遅刻しやがって。マジで今回は許さねぇぞ。」
「ごめんって〜、一軒分奢るから〜。」
相変わらずのらりくらりとかわし続ける蘭。
と言うか一軒分って、何軒まわる気だったんだこいつ。