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とある小説について。 No.7

テトのお出迎えの5分後。
俺は布団の中で最悪の連絡を頂戴していた。

『ねぇねぇ、今週の日曜日、飲みに行こうよ〜!
                   蘭より』

「...ふざけんな。マジでふざけんな。」

俺はそうぼやく。
日曜日って。明後日じゃねぇか。  

「行くか...」

ここで断れば、何をされるか分かったものではない。

そして。

「あ〜!優〜、待った〜?」

俺は舌打ちと共に挨拶を返す。

「呑気に来てんじゃねぇよ。15分も遅刻しやがって。マジで今回は許さねぇぞ。」
「ごめんって〜、一軒分奢るから〜。」

相変わらずのらりくらりとかわし続ける蘭。
と言うか一軒分って、何軒まわる気だったんだこいつ。

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