数秒後。彼女の傍らには、大きな鳥が立っていた。
「やっぱり...不死鳥だ...!」
彼女が初手からこんな魔術を使うと思わなかった。
「早めに片付けてくれると嬉しいな、まだ仕事があるんだから。」
どうせ寝たいだけだろうそれ。
しかし、彼女の選択は正しかったかもしれない。
不死鳥の凄さは圧倒的な外傷のなさである、
一気に2体を外傷無く焼き殺した。
そして彼女は死体に駆け寄り、死んでいる事を確かめる。
「うん。これを解体して終わ
彼女がその言葉を言い終わる事はなかった。
彼女の背後から飛んできた氷塊が、彼女を数メートル吹き飛ばしたからだ。
「.....ッ‼︎」
「マスター‼︎」