「マスター⁈大丈夫ですか⁈」
「ゲホッ...うん、生きてるよ。大丈夫だ。」
ガラガラ...と、彼女は瓦礫の中から立ち上がった。
しかし、常人より何倍も丈夫な彼女でも、今のダメージは甚大だ。何せ、常人ならとっくに原型を留めていない位の攻撃を真正面から食らったのだ。
「全く...痛いなぁ、肋が数本いってるよ。これ。
それにしても...ずいぶん非情な事をするじゃないか。オオカミのくせに。」
「ーオオカミ...?」
「見給え、そこだよ。」
素直に彼女の指す方を見る。
そこには。
もう一体、クリアウルフが居た。
しかし、普通のクリアウルフではない。
先程の2体よりも一回り大きく、鈍色の瞳をこちらに向けている。
いやぁぼくが前投稿した小説みがすごいね。
…というか、それを超える展開になってきてるっていうか。
面白くなってきたじゃない。
ありがとうございます、これからも頑張ります!