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とある小説と猫 No.2

(え、これ、俺って事だよな?どうすんだこれ!)

半ばパニック状態で走り回る。
そして思い出す。

(俺って...蘭に殺されたはずだったよな?)

つまり。

(遺体は...まだあの路地にあるのか?)

確かめるしかない。
あわよくば、私物も回収したい。
色々大変な事、主に黒歴史になりかねない。
どうすべきか。

(まずは、何か荷物を運ぶ手段を...)

そこで俺が目を付けたのは。

(確か押し入れの中に、小さい頃の鞄があったはず...!)

押し入れを漁ってみると、

「にゃ!」(あった!)

幼稚園に行く前位に使っていたリュックサックが見つかった。

(声を出しても『にゃ〜』にしかならないんだな...)

背負ってみると、丁度良い感じだ。

「にゃにゃ!」(よし...行くか!)

  • 小説
  • 「とある小説について。」
  • 猫好きなので書いてて幸せ。
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