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曜日の妖精

「んー……」
段々意識が覚醒する。
「あれっ?今日何曜日だろ…」
スマホのアラームを止めてふと呟くと、「すいようですよ〜」とふわふわした声がした。
「す、水曜日ちゃん…!」
見れば、枕元にちょこんと群青色の、耳の長いデフォルメされた狛犬のような妖精が鎮座していた。
「はっ…まさか…今日燃えるごみの日では…」
しまった。寝過ごしたか。
「もえるごみ?あなたがおきないから、かってにおそとにだしちゃいました」
「やだこの子有能…!」
水曜日は好きだ。バイト休みだし、妖精がとっても可愛いから。
「だいがく、いかなくていいんですか」
「…あ」

  • 設定ふわふわだし単発だから続かない(かも)
  • 主人公遅刻確定
  • 初小説
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