ヴィオラは、足を組み座る彼…或いは彼女の目の前にわざとらしく跪いてみせた。
「なんだい?」
鈴の鳴るような声と共に、純白の髪と深紅の瞳、雫型のピアスが揺れる。
「んーん、今日から正式雇用みたいなものでしょう?ご挨拶をと思って」
ねぇ?ニト様。そう言うと、ニトはため息をついて肩を竦めた。ニトは人ではなく…生物であるかどうかすら怪しい、人形のような見た目の"存在"である。性別などなく、年齢も、本名すら不明(あだ名や二つ名は多くある)、現在の職は魔術師だ。ヴィオラは、今日からニトのもとで"お手伝い"をすることになったのである。
「…それじゃあよろしくね、ヴィオラ」
魔術師はくすりと微笑んだ。
企画参加ありがとうございます。
唐突に始まり唐突に終わるのはぼくも一緒です。
大抵の物語も企画も突然始めているからね。
あと散文(小説)は長くなって当然だし、動く点Pさんの作品はそこまで長いとはぼくは思わないから、あまり気にしなくて大丈夫ですよ。
ありがとうございます!面白くなるよう頑張るけど自己満なので飽きるかもしれないです