何処に行くか。 もちろんあの死亡現場だ。 できる事ならカメラも持って行きたかったが、この体ではそうもいかない。 俺は家のペット用のドアから外へ出た。 (おお...!いつもこんな景色見てんのかテト...!) このまま遊んでいたい気もするが、後回しだ。 (で、駅に行って...。) 「にゃっ⁈」(⁈) 俺は重大な事を忘れていた。 猫は電車に乗れない。 (どうすんだよ...走るか?)