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夜空を駆ける夜行急行 その1

リビングの窓を見ていると、すっかり夜汽車のボックスシートに座っていた。
部屋も汽車の中へと様変わりしていた。

どこに行くか分からないが、とりあえず身を任せてみよう。
すると、列車が動き出した。
みるみる高くなって行き、星の間をトンネルとして列車は通り過ぎていく。
「綺麗だな」と思った束の間、
窓の外には、今まで隠してきた本当の姿が、駅のホームのように映し出されていた。
つづく…

  • 夜シリーズ
  • 初めての続編シリーズです。不定期で出します!
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