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曜日の妖精【3】

「ももさん、ねちゃうんですか」
可愛らしい声に顔をあげると、群青色の、デフォルメされた長耳の狛犬のような妖精が首を傾げていた。
「水曜日ちゃん!あーそうだ、課題やらなきゃ…」
「やなことおもいださせちゃいましたか」
「んーん、ありがと!月曜日なんてなんにも教えてくれないんだからさ」
「げつようびはわるいこじゃないです。つんでれです」
「水曜日ちゃんツンデレの意味知ってる?」
少し抜けているところのある水曜日と話すと、桃もなんだか気が抜けてくる。
「あーあ…最近課題多くてやだな…火曜日さ、課題手伝ってくれるんだけど文字間違ってたりするんだよね」
「あらま…たいへんですねぇ」
水曜日の頬(?)をつんつん突くと、やめてください、と小さく声があがった。

  • 水曜日は授業が一時間減る!!!!
  • 実際の曜日と合わせて投稿しようかな
  • レス歓迎
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