「行ってきます。」
「うん、気をつけてね。」
桜音は早々に朝食を食べて登校班へ向かう。
「おはよう桜音!」
「御早う御座います班長。」
登校班班長、白峰百合子(しらみねゆりこ)。
今は桜音と組も違い、特に手を出す事も無い。が、去年は桜音を筆頭に、数人の生徒を不登校、転校に追いやっていた。
「そー言えば、今日は転校生来るんだって〜!」
「ふーん、あ!そうだ!ねぇ桜音...。」
(滅茶苦茶嫌な予感がする...!)
「転校生の案内、あんたがやってよ!クラス同じみたいだし!」
(あーあ...)
登校班、懐かしいわね。
地域によっては中学でもあったりするらしいけど、ぼくの住む所では小学校のみの制度だったわね…
そうなんですか!
僕の所は登校班が無かったので、従兄弟に聞いて書きました!