「わたしの事などどうでも善いだろう!まずは貴様だ!貴様、我が主に何たる不敬を!早急に謝罪せよ!」 「だから、誰よアンタ!」 少女ははぁ、とこれ見よがしにため息を吐いて続けた。 「わたしは、桜音様の従者役を仰せつかっている者だ。名を秋山葉月と言う。さぁ、名乗ってやったぞ。疾く謝罪せよ!」 「えっ...とっ...何方、様?」 その場に居合わせた、桜音を含む全員が心当たりが無かった。