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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 4

「あーもう‼︎」
本部なんか待ってられるか!とイフリートは扉を開け放つ。
「おいら先に行く!」
そう言って、イフリートは路地へ飛び出して行った。
「あたいもー!」
ワイバーンもそれに続いていく。
「…」
店内に残った4人の間に微妙な沈黙が流れた。
「どうしよう、デルピュネー?」
ビィが隣に立つデルピュネーに聞くと、そうねぇとデルピュネーは答える。
「あの2人だけじゃ心配だから私たちも行くべきなんでしょうけど…」
羽岡さんは許してくれないわよねぇとデルピュネーは羽岡に目を向ける。
羽岡はダメですと頷いた。
「ほらやっぱり」
「いや、いい」
デルピュネーが言いかけた所でゲーリュオーンが急に口を開く。
パッとデルピュネーとビィがゲーリュオーンの方を見ると、ゲーリュオーンは店の外を見つめていた。
「この状況下で本部からの武器到着を待っている余裕はない」
だから、行っていいとゲーリュオーンは2人に視線を向ける。
「でも」
「大丈夫だ」
デルピュネーの言葉を遮るようにゲーリュオーンは続ける。

  • CHILDish Monstrum
  • 人外人間譚
  • 想定よりこの話は長くなりそう
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