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CHILDish Monstrum:カミグライ・レジスタンス その⑤

フェンリルはある独房の前で私たちを待っていたようだった。その独房の扉も、壊されて無くなっている。中を覗いてみると、モンストルムの男の子が行儀よく部屋の真ん中に正座していた。
「やっと来たな。おいデモの字、新入りだ」
「へえ。どっち?」
「スレイプニル側」
「同票かー。それより、さっきのサイレンは?」
「『外出許可』だよ。仕事だ、ついて来い」
「了解」
独房の中の子が立ち上がり、外に出てくる。
「やあ、僕はデーモン。君は?」
「ベヒモスです」
「よろしく。君、外に出たいんだろ? まあ気長に待てば多分出られるよ。フェンリルを信じてやって」
「は、はい……?」
言っていることはよく分からなかったけど、3人はどんどん先に進んでいくので、私もそれについて行くことにした。

  • CHILDish Monstrum
  • デモの字は割と新参者です
  • デモの字は穏健派
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