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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 9

「さーてどう奴を…っと?」
建物の屋上からワイバーンが地上を見下ろすと、2人のモンストルムが目に入った。
「イフリートにゲーリュオーン‼︎」
おーい!とワイバーンが大声を上げると、地上を走る2人は顔を上げた。
「お」
ワイバーン‼︎とイフリートは手を上げる。
「暴れ回ってるアイツー、あたいが倒しちゃってもいーいー?」
ワイバーンがインバーダを指差しながら尋ねると、イフリートはいーんじゃ…と答えかける。
しかし、いやまだだとゲーリュオーンがそれを遮る。
「本部からの指示が出てない」
「いやそんなのどうでもいいでしょ!」
イフリートはそう言い返す。
「指示ばっか待ってたら街への被害が広がるだけだ!」
お前だって分かってるだろ!とイフリートはゲーリュオーンに詰め寄る。
「…」
ゲーリュオーンはそっぽを向いた。
「という訳でワイバーン‼︎」
やっちゃえ‼︎とイフリートはワイバーンに向かってサムズアップをする。
その様子を見てワイバーンは了解‼︎とインバーダの方を見据えた。
そして雑居ビルの屋上から飛び降りた。
その瞬間ワイバーンの身体から光が放たれ、その影はみるみる内にインバーダと同じくらいの前足のない赤い飛竜の姿に変わった。

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