私にとっての学校は、自分を変えてくれた場所です。
小中となかなか学校に行けなかった私は、新しく自分を変えるために寮のある高校に進学しました。
誰も以前の私を知らない、それは心細い反面、いいことでもありました。誰も知らない、私ですら知らない、新しい自分を作っていけるから。
入学してから約2年間、大変なこともたくさんありました。プライベートのない寮生活、個々の距離が近いからこそ衝突する友人。ここに来なければよかった、そう思うこともあります。けれどやっぱり、ここに来る決断をしなければ、今の私はなかったと思います。
ヘトヘトなのに、なぜか充実感のある心地よい疲労感。指名してもらった学級委員という立場。少しぎこちない寮の部屋での後輩との会話。このような経験をすることができるとは、あの頃の私は考えもしませんでした。
卒業まであと1年。楽しいことも、辛いことも、全部いい思い出になるように、精一杯頑張っていきたいです。