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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 19

「今回ゲーリュオーンが暴走したのは8割ぐらいおいらのせいでもあるし」
なぁ、とイフリートは隣に座る長髪を高い位置で束ねたコドモ、ゲーリュオーンに目を向ける。
「…別に」
「別にってなんだよ別にって」
そっぽを向くゲーリュオーンに対しイフリートは突っ込む。
「おいらが怪物態使えないとか言って煽っちゃったからああなったんだろ」
別にお前が悪びれる必要はないとイフリートはこぼす。
「…」
ゲーリュオーンはイフリートに目線を向けた。
イフリートはゲーリュオーンに目を合わせたが、すぐにゲーリュオーンは目を逸らした。
「まぁ、そんなことでこの話は終わりにして」
ここで長髪のコドモ、デルピュネーが手を叩いて皆の注意を集める。
「そろそろおやつの時間だから宿舎へ行きましょう」
デルピュネーがそう言うと、わーいおやつー!とワイバーンが立ち上がる。
「昨日は出撃でおやつ食べそびれちゃったもんねー」
行こう、ビィとワイバーンはビーシーの腕を掴み立ち上がらせる。

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