やっと終止符を打てた。
その瞬間、
友人を一人失った。
そう思った。
いろんな人の力を借りた。
“○○が向き合うことを諦めず頑張りきったから、ここまでこれたんだと思う”
確かにそうかもしれない。
謝罪を聞いて、もう許そうと思った。
「許す」と言った。
許してないけど、「許す」と言った。
だいぶ先の未来の自分から、言葉を前借して言った。
最後の最後、私はあなたに呪いをかけた。
優しい言葉に見えて、ずっと残り続ける呪い。
“人を傷つけたんなら、その痛みくらい一生背負って生きなよ”
どこかで見た言葉。
うろ覚えだけど。
絶対忘れるなよって、
思い出す度に胸の奥で痛みを感じろよって、
それくらいは代償として払ってもらうことにした。
もう、これでさよならだ。
「あなたにとって良い未来が訪れることを、祈ってます。」