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コーヒーはミルク多めで。

珍しいね時間通りに来るなんて 外は寒かったでしょう? 鼻の頭がまっかっか。 わたしはもう注文したけどあなたは… やっぱり変わらないね ホットココアとミルクレープ 甘いものばかりじゃない ほんとにこどものままね ああ、わたしは変わったって? いつからコーヒーなんか飲むようになったのか わたしだってもう大人よ いつまでも制服のままじゃいられないじゃない それより、少し真面目な話をしてもいかしら 『 好きなものを、好きと言うのは簡単だけど 好きだったものを好きだったと認めるのは難しいと思うのよね。つまり、今を大切にすることより過去を受け入れるほうが何倍も苦しいの。』ちょっとまって そのミルクレープひとくち頂戴 『だからね、わたし、好きなものが増えたって思うようにしたの。好きだったものを嫌いになったり、憎んだわけじゃなくって、それを含めて、新しいものを好きになろうって。』だから 過去を拒むのは もう終わりにしましょう どうしたの わたしなにか可笑しいこと言ったかしら え?さっきからコーヒーに口を付けいないじゃないかって? そういうところも相変わらずね 泣き顔がゆらゆら揺れてたなんて言えない ミルクを注いで 過去も未来もかき混ぜて 飲みほしてから 続きを話すわ

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  • まっさらな水の面に石が投げ込まれたように自分の中に広がってきます。猛烈に好きなものができると昔好きだったものが霞むこと、あります。
    でもまた触れると思い出すんです。ああちゃんと繋がってたんだ、と。変わるということはその前があったということで、今が好きだったり嫌いだったりするのは過去の思いも染み込んでいるんでしょうか。"彼女"とその"矛盾"をみてそんなことを思いました。まとまってなくてすいません。