女性の声が家中に響いた。暫くの沈黙。
「んっと…お知り合いですか」
「ええ。ロマ様は覚えていらっしゃらないようですが…」
ロマは女性に警戒心を持ったのか、とことことニトの足元までかけてきて後ろに隠れてしまった。
とりあえずニトは、女性をソファに座らせ、怪我をしている足の応急手当を始めた。ロマはニトの隣で大人しくしている。
「僕はニトと申します。貴女のお名前を聞いても?」
「あ…私、ロザリーです」
「ロマとはどのようなご関係ですか」
「えっと…ロマ様は、そもそも妖精の一族の御子息様でして…私はそのメイドの一人といいますか…」
ロザリーが語った内容はこうだった。
ロマは、宇宙にある数々の星たちの妖精であった。それも、王の息子。ロザリーは、ロマのお世話を担当するメイドだった。
そして、あるとき。星たちの妖精と火の妖精との間に戦争が起こったのだ。ロマはその戦いに巻き込まれ、星たちの世界から何光年も下にある地球へ落下してしまったのである。
ロザリーは、ロマを探してようやくたどり着いた地球で重力を初めて知り、上手く着地できず、木の枝にひっかけて足に怪我をしてしまったのだ。
全然長文じゃないと思いますよ(個人的主観)。
制限字数1000字ギリギリまで書くような人も昔はいましたしね。
むしろこれくらいがちょうどいいのかもしれません。
あとこのお話は面白いと思いますよ。
そもそもこの話を書くきっかけ(多分)を作ったのはぼくですし…
レスありがとうございます!
私は長文の範囲が広いので…。1000文字も一気に書くのはすごいですね、ちょうどいいなら良いんだけど。
元は企画からできたお話でしたね…もうすっかり別物になってますが。