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廻るは因果、故に舞い散る桜の刃 十

「け、結局何なのよアンタ...」

眉間に皺を寄せる百合子。

「はて?先刻名乗った筈だ。何度も言う暇は無い、人の話はよく聞けうす馬鹿者。」

葉月は冷笑をたたえながら捲し立てる。

「じゃあ私の話も聞いてくれない?」
「はい、何でしょうか?」
「まず、その態度辞めて。周りに迷惑だし。」
「しか
「いいから。」

食い気味に突っ込まれ、押し黙る葉月。

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