荒れる波に白い雲。白波が泳いでいた。つまりは誰かが作り出した波だった。 見えるのは青い空と蒼い海。 風が吹き荒れるこの瞬間(ひととき)に、 僕の心も泳いでいた。 その時、誰かに「こっちにおいで」と声をかけられた。 誘われて波打ち際に降り立った。 いっそのこと、僕の悩みを、海の神様に打ち明けてみようかな。 そんなことを思いながら、詩を書いていた。