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fate destroyer

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当然だが、そんな大人数に一人がかなう筈はなく。
あっさりと捕まり、キャラバンの行き先を吐くまでボコボコにされる事になった。
その間俺は。

(あー、多分あの辺りの切り傷は跡になるだろなー)

ぼーっとしていた。
心ここに在らず、がよく似合う感じで。
ぼーっとしているような状況では決してないが、一周回っておかしくなっていたのかもしれない。
俺の意識がこちらに帰ってきたのは、目の前で喋っていた男が倒れた時だった。

  • クリスマス小説祭プレゼントNo.3
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