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逃鷲造物茶会 Act 8

「うるせぇ‼︎」
ここは俺たちの溜まり場なんだぞ!とナツィは鎌でエマの箒を押し返す。
「溜まり場なんて知らないわよ!」
大体アンタ…!とエマが言いかけた所で、かすみがストーップ‼︎と叫ぶ。
2人はかすみの方を思わず見た。
「2階で騒ぐと下に響くから‼︎」
マスターに怒られちゃう!とかすみが声を上げる。
ナツィとエマはポカンとしたようにかすみを見た。
「だから、2人共静かにして」
かすみがそう言い切ると、ナツィとエマは互いの持ち物を下ろして顔を見合わせる。
「…んなこと言われても」
そもそもコイツ誰なんだよ、とナツィがエマを指さす。
「え」
あー、あー、えーとかすみは困惑する。
「そ、その人は…」
「わたしはエマよ」
かすみの知り合い、と言った所かしらとエマがかすみに助太刀をする。
「あ、そうそう!」
知り合いみたいな人!とかすみは慌ててエマに合わせる。
「…本当かよ」
怪しいと言わんばかりにナツィはかすみにジト目を向ける。
かすみはホントだよ〜と笑った。

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