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ほーりーふぁいと あくと4

「あ、ああああの!アーサーさんはどうしてこちらにいらしたんですか?」
慌てて間に入り、アーサーさんに話を振る。
「んあ?人間が建てたっつー神殿見に来ただけだ…まあ四枚羽にはちょっと借りを返したかったから手間は省けたけどな」
「あ…喧嘩はご遠慮いただけると…」
数秒の沈黙。いつの間にか野次馬の天使たちが退散していた。
「あ、あの…お二人は、その、ご友人とか…なわけないですよねすみません」
禁句かなとは思っていたがやっぱり禁句だったみたい。リリィ様の視線が鋭くなった。
「…小さい頃はね、それなりに仲良かったのよ」
「結構一緒に遊んだな」
「でもこいつ!私に太っただの重いだの言ってくんのよ!もう最っ低!ずっと前に絶交してるわ」
「悪いの俺だけじゃねぇし!こいつ俺のもん借りパクするしお菓子取ってきやがんだよ!」
壮絶なバックボーンでもあるのかと思ったけど以外にくだらなかった…。
「えっと…お互いそれ以上酷いことしてないんですか?」
「「してない」」
「…じゃあもう良いのでは…」

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