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fate destroyer

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パタリ、ととても自然に目の前の男が崩れ落ちる。
そして視界の外から怒声と金属音が聞こえる。

「......い!おい!あんた聞こえてるか⁉︎」

話しかけられている事に気付いたのは、銀色の小手を視界に捉えてからだった。

「あんた、本当に大丈夫か?」

顔を上げると、鎧姿の人物が立っていた。
背後には旗、おそらく近隣国の騎士だろう。

「あ、全然大丈夫っス。傷自体はそこまで深くないんで。」

とりあえず縄を解いてもらい、なぜここにきたのか、と尋ねた。
彼らが言うに、
俺が逃したキャラバンが自分たちの国へ辿り着き、『雇っていた奴が捕まった、助けてくれ』と言われてきたらしい。

  • クリスマス小説祭プレゼントNo.3
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