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ファヴァー魔法図書館 #53

『ティータイム』

そこには、一つのテーブルと三つの椅子があった。
紅茶の余韻が部屋を包んでいた。
「やぁ皆、少し時間を覗いて見ないかい?
此処で、何が行われていたか。
おっと申し遅れたね、私の名前はアドルフ。
図書館の『目録』だ。」

芳醇な魔法の香りが部屋を包む。
なかなか力を入れているねと真弓が言い、
こんなの入れるまでも無いわと知識が言い、
「やぁ、皆。と言っても僕を含めて3人しか居ないんだけどね。」と管理人は敢えて空気を読まずにティータイムを始めた。

知識がそう言えばと言うのを、
管理人は「聞きたい事があるんだね。そうだな...例えば何故この会を開いたかとか?」と無邪気に返した。
知識はそうねとだけと言った。

「皆、どうだったかい?解らない事だらけだよね。それが普通の事なのだけれども。」
アドルフはぴょんぴょんと跳ねる。
「それでいいんだよ、今日は一巡の節目。
無礼行だって許されるだろう。」

To be continued #54 『助手【ミコト】』

P.S.さようなら2015年。
まぁ特に惜しくもないがな!

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