あいつにさえ出逢わなければ。 きっと、今、ここに居なかった。 こうして眠りにつくことも無かった。 そして、あの子が火星に行く様な事も無かった。 あの子はきっと、家に帰ってしまったんだ。 そうとしか思いたくない。 でも。 神様みたいなあの子はきっと火星人。