たとえ世界の終わりがどんなふうだって
人のいない団地の下のテニスコートで
できないサーブをくりかえそう
相手が壁か 君かのちがいだ
終わりすぎた世界で終わらない拍手
君と僕とで続けるんだ
悲鳴なんてもう聞こえないから
笑い声が果てしないだけの街で
どこまでも空っぽだったよ
いまになってみんな気づいたんだ
だけどそれはとても大切な空虚
爽やかなムードは今もずっと
傷ついた記憶と約束
すべてノストラダムスがさらって
なんてわかりやすくて理解しがたい
週末の景色なんだろう
たとえ世界の終わりがどんなふうだって
それはそれで幸せで
だって君とそれを迎えることが
今の僕にはできるんだし
さあコンビニに行こう
街に出よう 虚しさに笑うのはこりごりだ
すぐそこのスーパーの腐った匂いは
遠い海からのおくりもの
たとえ世界の終わりがどんなふうだって
たとえ世界の終わりがこんなふうだって
たとえ世界の終わりがやってきたって
たとえすべて夢よりも儚いと知ったって