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暴精造物茶会 Act 3

「その地下には“学会”が収集したり押収したりした魔術道具や人工精霊が保管されてるんだけどね…」
実は、と水色の髪のコドモは笑う。
「そこに“学会”が他の勢力に対抗するための秘密兵器の怖ーい人工精霊がいるんだって!」
それに…と水色の髪のコドモは得意げに言う。
「その人工精霊が保管されている部屋に入ろうとすると、警備用の人工精霊に襲われちゃうんだってよ!」
だから前に何も知らない普通の人が入ろうとしちゃって、怖ーい思いをしたんだとか!と水色の髪のコドモは両手を顔の近くに持ってきて指先を下に向け、よくあるお化けの真似をした。
「ほえーん」
キヲンはポカンとしたような顔をする。
その様子を見て水色の髪のコドモは不思議そうに尋ねた。
「あれ、そんな怖くない?」
「うん」
キヲンはそう頷く。
「だって現実味が全くないし…」
キヲンが言うと緑色の髪のコドモはそうなの?と首を傾げる。

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