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暴精造物茶会 Act 4

キヲンはうんと答える。
「なんか面白くないっていうか」
キヲンの言葉に思わず3人は沈黙する。
「…まぁ、確かに、きーちゃんからしてみれば面白くないかもね」
ポツリと紅色の髪のコドモが呟く。
「きーちゃんはいつも“すごい人たち”と一緒にいるんだから」
紅色の髪のコドモがそう言うと、緑髪のコドモは確かにと頷く。
「“学会”幹部の使い魔とか、“黒い蝶”とか…僕たち見習い魔術師の使い魔とは比べ物にならないような人たちばっかりだもんな」
「それはそうだけど…」
水色の髪のコドモは思わず俯く。
「“クロミス”」
わたしたちはあの人たちとは違うのよ、と紅色の髪のコドモは言う。
「あの人たちとは違って、わたしたちは弱い存在なのだ…」
紅色の髪のコドモはそう言いかけるが、そうだ!と水色の髪のコドモことクロミスは手を叩いた。
「みんな、今度“学会”本部の地下を探検しようよ!」
へ?とあとの3人はポカンとする。

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