0

暴精造物茶会 Act 5

「地下にいるっていう“人工精霊”を見つけられたら、あの人たちもビックリするよ!」
「でも“学会”にバレたら…」
紅色の髪のコドモは心配そうに呟くが、クロミスはバレなきゃ大丈夫!と笑う。
「だから地下にいる“子”に会いに行こう!」
見つからなかったら見つからなかったで噂はウソだったって分かるし、とクロミスは他の3人の目を見る。
「クロミスも行ったことない場所だから、きっと楽しいと思うよ〜」
クロミスがそう言うと、残りの3人は顔を見合わせる。
「どう?」
行かない⁇とクロミスは楽しそうに言う。
キヲンたち3人は暫く静かに考えていたが、やがてキヲンがじゃあ、と手を上げた。
「ボク行く!」
なんか楽しそうだし、とキヲンは続ける。
「“タイサンボク”と“中紅”は?」
クロミスが両脇に座る緑髪のコドモと紅色の髪のコドモを見やると、2人はうーんと唸った。
「ぼくはちょっと怖いかなぁ…」
緑髪のコドモことタイサンボクがそう呟くと、大丈夫だと思うよ!とクロミスが明るく言う。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。