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暴精造物茶会 Act 12

「結界、ってことはもしかして中に“学会”の秘密兵器が⁈」
噂は本当だったんだ!とクロミスは嬉しそうに飛び跳ねる。
「ちょ、ちょっとクロミス」
まさかドア開けるの⁇とタイサンボクが心配そうに言うと、え、まぁ…とクロミスは答える。
「こういう時は開けるのがお約束でしょ?」
「いやいやいや」
タイサンボクは慌てる。
「こういうお札みたいなのが貼ってある時って大体やばい時だから」
怪談本ではいつもそうでしょ?とタイサンボクは続ける。
「…確かにこういう時は開けない方がいいわ」
噂が本当なら警備用の人工精霊が出て来るはずだしと中紅も呟く。
クロミスはえーと口を尖らせる。
「開けたいんだけど〜」
そもそもクロミスたちは噂の人工精霊を探しに来たんだし、とクロミスは腰に両手を当てる。

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