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暴精造物茶会 Act 13

「“学会”のセキュリティを考えたらそんなに強い人工精霊が出て来るとは思えないもーん」
そうでしょ、きーちゃん?とクロミスはキヲンに目を向ける。
「え、え?」
キヲンは急に話を振られてポカンとする。
「ボ、ボクはまだまだ魔術とか“学会”について知らないことばっかりだし…」
ボクよく分かんない…とキヲンは苦笑いした。
「えーそんな〜」
クロミスは思っていたのと違う回答に落胆する。
そして背後の扉の方を見た。
「…ちょっと開けるくらいなら、いいよね」
「よくない」
クロミスの発言に中紅はすかさず突っ込む。
「大変なことになったらどうするのよ」
中紅は呆れ顔で言うが、クロミスは扉に手を触れる。

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