日没直後の薄暗い街の中を、2人の少女が駆けていた。
人々が帰宅する時間帯、その人ごみをすり抜けながら、彼女らは立ち並ぶ商店の屋根の上を這いずるように逃げる大鯰を追跡していた。
「やっばまた下りようとしてる。キンちゃん!」
「分かってる!」
キンと呼ばれた魔女が、クロスボウで矢弾を発射する。放物線を描いて屋根に着弾したそれは小規模な爆発を起こし、大鯰の進行を妨害する。
「ナイスぅ」
「いぇーい」
走りながら2人はハイタッチを交わし、そのまま駆け続ける。
「このまま人少なめのエリアに引っ張って殺そう」
「りょーかーい」
ご参加ありがとうございます。
実はこちらもおまけをまだ投稿していないので実質まだ開催中ですね(笑)
遅刻歓迎なので頑張ってください。