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暴精造物茶会 Act 19

「ひっ…」
タイサンボクは驚きのあまり腰を抜かしてしまった。
「た、タイサンボク〜」
キヲンは慌ててタイサンボクの元へ駆け寄る。
それを見た中紅は目の前の怪物に向かって歩み寄った。
「あ、ちょっとベニ⁈」
クロミスは慌てて引き留めようとするが、中紅はその場で唸る怪物に近付いていく。
「…みんなは先に逃げてなさい」
ここはわたしが、と言いながら、中紅はどこからともなく2振りの太刀を出す。
「食い止める‼︎」
中紅は太刀を握りしめると目の前の怪物に飛びかかった。
「>{“|‘${$_<\>\*;+||”>|“‼︎」
怪物は雄叫びを上げると襲いかかってくる人工精霊を飛び上がって避ける。
中紅は地上の芝生に着地して、すぐに怪物を追って跳ね上がった。
「…」
キヲンたちは呆然とその様子を眺めていた。
「どうしよう」
クロミスのせいだ…とクロミスはしゃがみ込んで頭を抱える。
「クロミスが探検しに行こうとか言ったから…」
ベニがこんなことに、とクロミスは震える声で呟く。

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