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回復魔法のご利用は適切に_6

平和なシオンの生活。それが少し変わったのは6月に入った最初の頃の話である。
「_ねぇ、知ってる?隣のクラスの…」
「ああ…いなくなったって話?」
そんな囁きが学校中で聞こえるようになった。
「シオンさんは、鏡の中の世界って信じてらっしゃる?」
「なんかすごい魔法使いだったらできそうだと思う!だから信じてるよ」
「そうですか…生徒が消えてく噂はご存知?」
「消える?」
「少し前のこと、三年生が二人であそこの踊り場を通りかかったそうですの。一人が一瞬目を逸らしたすきに、鏡の前にいたもう一人が消えた…と」
「ええ!?それほんと…?あっ、だからあそこ通れないんだ…」
「ただ…怖いものみたさで足を踏み入れる人が多く、行方不明が増えてますの」
「…リサちゃん…怖い?」
「……」
「大丈夫、私が守るよ」

  • 雲行きが…?
  • 遅くなった
  • 魔法少女学園都市
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