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崩壊世界見聞録 5

夕飯の支度を初めてて数分。
あ、とカナが声を上げる。

「どうしよう、魚もうないや。」
「何ッ⁉︎なんだと....⁉︎」

エミィが大袈裟に嘆く。
カナはそれを腕組みをしながら見つめ、じゃあ、
と口を開いた。

「近くの川でなんか獲ってくるよ。」
「うむ、気をつけろ。」

獲ってくる、と耳にした瞬間、コロッといつもの
態度に戻るエミィ。
猫らしいと言えばそうなのだろうが、何となく癪に障らないでもない。

  • 障らないでもないってどっちだよ
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