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魔狩造物茶会 Act 1

昼下がり、小さな喫茶店の2階の物置にて。
いつものように奇妙なコドモたちが古びたテーブルを囲んでお茶をしている。
「…それで、“学会”はどうするんだっけ?」
「拠点は特定済みだからその内襲撃するつもりですって」
赤髪にキャップ帽のコドモ、露夏と青い長髪のコドモ、ピスケスが、それぞれペットボトルとティーカップ片手に話し合っている。
その傍ではエプロン姿のコドモ、かすみが2人の話を聞いており、金髪にツノの生えたコドモ、キヲンが何やら白いウサギのぬいぐるみで遊んでいる。
そしてその隣では、黒髪にゴスファッションのコドモ、ナハツェーラーことナツィがテーブルに伏していた。
「それにしても大変だよなぁ“学会”って」
敵対勢力が色々いるし、と露夏はテーブルの上のクッキーが載った皿に手を伸ばす。
「ソイツらと年中バトってんだから」
露夏がそう言うと、ピスケスは仕方ないわと返す。
「“学会”は元々魔術師たちの派閥が一般人を巻き込んだ争いを起こさないために作られた組織なのだから」
未だに“学会”に入らない魔術師派閥と戦いになるのは仕方ないの、とピスケスはティーカップに手に取る。

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