誰の目にも止まらぬような 静かに佇んだ言葉 秋の風が吹いて 名残の風鈴がちりん そう遠くない未来に 別れというものがやってくるような気がして 告げなければいけないような気がして きっとその日に わたしはわたしで居られなくなるのでしょう 流されゆく世界の片隅で 私の言葉に目をとめた貴方も この雨に乗せてどうかお忘れください