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鬼火妖録 零

「ちょっと二人とも、仕事の時間だよ。」

「「はーい」」

「よいしょ....っと。それでは」
「行ってきます!」

吹き抜ける夜風が、少女たちの髪を優しく撫でた。
桜の木は、月光の花を咲かせてそよいでいた。



少女たちを見つめるかのように。

  • 大変長らくお待たせしました
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