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魔狩造物茶会 Act 17

ヤマブキは魔力式銃をピスケスに向かって撃つが、ピスケスはそれを易々と避けていく。
そしてピスケスはどこからともなく出した短弓で矢を放った。
しかしここで緑色の肌のコドモことドゥンヤーがヤマブキの前に飛び出し、掲げた右手から光の壁を生成して矢を弾いた。
「ドゥンヤー!」
ヤマブキが思わず声を上げるが、一息に魔力を使い過ぎたのか光壁は消滅してドゥンヤーはへたり込んだ。
そこへ露夏が懐から出した包丁を持って駆け込むが、フューシャが右脚のホルスターから果物ナイフを取り出して露夏の攻撃を受け止める。
露夏とフューシャは互いの得物で鍔迫り合いをすると、フューシャは涼しい顔で露夏を弾く。
だが露夏は地面を転がるもすぐに立ち上がりフューシャに向かって飛びかかる。
2人は再度互いの武器で押し合った。
「…」
仲間たちが戦う中、後方で立ち尽くすキヲンとかすみに気付いた鉄紺は両手に1振りずつ刀を生成して駆け出そうとするが、不意においと呼び止められて立ち止まる。
鉄紺が声のする方を見ると、地面に座り込んでいたナツィがふらふらと立ち上がっていた。

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