病院内のカフェテリアへ移動し、一休みしてスタッフの彼が話始めた。
「そこのチトニアはな、適合できる人間がなかなかいなくてこっちで管理してたんだ」
「ふぅん」
人付き合いの苦手な梓からすると親近感の沸く話であったが、チトニアはあんまり突っ込んでほしい話ではなかったらしく渋い顔でスタッフを見つめていた。
「手に負えない奴だったんだがよく手懐けたな」
「手に負えないって…別に私なにもしてないよぉ」
「…まあそれは良い。でまあ、わざわざ場所を変えてまで言いたかったのはビーストを倒すのにこれからも協力してくれないかと思って」
「えやだ」
梓は面倒ごとが嫌いだった。なんの意味もなく戦いたくはないのだ。
「あー…それならそれでも良い。お手数かけたな」
扱いづらい生き物二人と話をして疲れたのか彼はそれじゃと言って去っていった。
「んま、平和に生きてこうぜ」
梓が声をかけるとチトニアはにこっとして頷いた。
執筆お疲れ様です。
ちゃんと最後まで書き上げられたみたいでよかったです。
今回は参加者が少なかったのでそんなに盛り上がらなかったかなと思いますが、1人でも参加してくれる人がいたので嬉しかったです。
ありがとうございました。