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終末を巡る_2

ちょうどいい大きさの排水管に飛び乗って上をとことことしばらく走る。首根っこを咥えられている林檎はふわふわ揺れながら下を眺めた。
『たかい』
琥珀はふと足を止め、林檎を安全なところに降ろして自分も排水管の上で座った。確かにいつの間にか今日目覚めた場所がはるか下に見える。
『なんでこんな高いところまで排水管が…』
琥珀がまた立ち上がり、一歩踏み出すとみし、と嫌な音がした。
『……』
一歩引いてもぎし、と嫌な音がした。琥珀はそっと林檎の首根っこを咥えて排水管の上を走った。排水管の連結部分が完全にズレ、外れる。
「きゅぅ」
林檎の小さな悲鳴と共に琥珀は道を急ぐ。段々下がっていく排水管になんとかついていって、そして。
『こはく、もうみちない』
なんだとっ!?と言いそうになって慌てて琥珀は林檎の首根っこを甘噛みしなおす。とはいえ道がないので落ちる他はない。林檎を庇って琥珀は背中から落下した。

  • SLBM
  • 企画参加できるかな〜
  • なんかスタンプ反映されなくなった
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  • どうも、急に企画を開催した者です。
    結構突発的に思いついた企画だし、多分受験生は忙しいでしょうから無理に参加しなくて大丈夫です(ウチも月末から来月初めに大学の学園祭があって正直こんなことしてる余裕はそんなにない)。
    設定に関してはまとめてくれと頼まれたので設定まとめは少しずつ出してます。
    設定まとめを見つつ悩んでも全然いいですよ。