大夢先生こんにちは!
今日はぜひおすすめの小説を紹介させてください。
それは「タイム・リープ あしたはきのう」という作品です。
タイトル通り、主人公がタイムリープを繰り返しながら協力者と共に自分の身に起きた謎を解明していく物語です。
ある日翔香(しょうか)は気がつくと、ろくに話したこともないクラスメイトの若松とキスをしていた。
驚いて階段から転げ落ち、意識を失うといつの間にか自宅にいたので、あれは夢だったのかと思い学校に向かうが、月曜日だと思っていた今日が火曜日であることが判明する。
月曜日の記憶が全くなく、二重人格?記憶喪失?と混乱する翔香。
日記に何か書いていないかと確認すると「若松くんに相談なさい。」
と自身の文字で書かれていた。
ここでも若松の名前が出てきて混乱するが、若松に消えた月曜日の謎を相談して……というあらすじです。
この作品の面白いところは、一度過ごした時間には戻ることができないというところです!
翔香は一週間という短い期間をタイムリープで行ったり来たりするのですが、水曜のお昼から木曜の朝に飛んだり、木曜の夕方から最初に過ごした水曜のお昼の続きに戻ったり、過去と未来を行き来しますが、一度過ごした『時』を繰り返すことはできないのです。
だから謎の解明のために、過去に戻ったときに未来のためにいろいろ仕込んだりするのですが、あの時の行動はこういう意味だったのか!と無駄のない伏線回収に感動の連続でした。
なにより協力者の若松くんが魅力的でした!
最初は無愛想なのですが、秀才で、タイムリープの規則性にも理論立てて説明したりと本当に頼りになります。
若松くんは連続した普通の時間の流れで生きているのに、翔香の前後する時系列をきちんと把握して解決策を出してきたりと頼りがいがあってカッコいいです。そして最初は冷たい態度だったのに、段々と翔香と距離が縮まっていく姿にキュンキュンします(笑)
大夢先生も絶対キュンキュンすると思います!
怒涛の伏線回収や時系列のパズルがカチッとハマった時の爽快感はとても興奮しました。
読んだあと、絶対に最初から読み返したくなります。
大夢先生もぜひ読んでみてください!