「ボクのマスターがどこに行ったか知らない?」
さっき出かけてっちゃって、と金髪のコドモは付け足す。
「ボク1人でお留守番してたんだけど、退屈でさ〜」
何もすることないし〜と金髪のコドモはその場に座り込む。
「どこに行ったか気になるんだぁ」
だからどこに行ったか知らない?と金髪のコドモはピスケスに目を向ける。
「あら、彼女がどこに行ったか知らないの?」
ピスケスが聞き返すと、うんと金髪のコドモは頷く。
「そうねぇ…今日は平日だから、大学にいると思うんだけど」
1限が云々ってさっき言ってたし、とピスケスは顎に手を当てる。
それを聞いて、ピスケス知ってるの⁈と金髪のコドモは顔を上げる。
「えぇ」
知り合いよとピスケスが返すと、金髪のコドモはじゃあさじゃあさ!と立ち上がる。